建物の歴史

 

建物の柱と外壁を鉄筋コンクリート造としながらも、床と屋根を木造としています。
林業の盛んな地域ということもあり、ヒノキの一枚板を使った窓口カウンターや
正方形の板の下におわん型の受けがあるドリス式風の木造丸柱など良質な木材をふん
だんに使っています。
現在喫茶室となっているホールの右奥には鉄製のドア、格子戸のある大型金庫室が
あり、この建物が銀行であったことを偲ばせています。
左奥には旧頭取室。ホールの正面奥の赤いじゅうたんが敷かれた木造階段から2階へ
上がります。2階の見どころは、各室で異なる模様の入った天井の中心飾りです。
長方形にかたどられた漆喰の模様中央からシャンデリアがさがっています。

PS. 男女兼用だったトイレを別々に改装。新たに増築された女性用のトイレは、鳳来
館のイメージを損なわず贅沢に。一見の価値有りですよ~!